ある年の発表会のときのこと。

あと1ヶ月くらいの頃、だったと思う。
仕上がりが気になる時期に、
まだ、上手く弾けない生徒がいました。

譜読みって感じ。

ぼくは、
ただただ、その子に上手になってほしくて、
その子に輝く瞬間を届けたくて、
そのときの状況を打開したくて、
一生懸命に取り組んでいました。

その子のレッスン時間は、30分。

でも、30分には限界があってね。
時間をオーバーすることがありました。

10分くらいだったかな…。

あるとき、
お母さんがお迎えにいらしたんですよ。

その様子を見たときにね、ぼくは自分の間違いに気づいたんだ。

価値観は、みんな違う。

ピアノが上手になりたい気持ちには、
それぞれ、大きさに違いがある。

ぼくは、どんなことを投げ打ってでも、
ピアノが上手になりたかったから、
先生から得られるものは、
なんだって、学びたいと思っていた。

けれど、それって、ぼくだけのもの。

だから、
レッスンの終了時間は、きっかりと、守る。

そして、決められた時間を、最大に活かす。

 …

【こころと気づきのしつもん】

Q.終了時間は、なぜ、あるのですか?

[ぼくの答え]
集中して、課題をクリアする。
次の予定を立てたり、生徒ちゃんが、時間を有効に使える。

あなたの答えは、なんだろう?